夏が来る前に、エアコンと排水まわりの小さな確認を
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五月の風は、まだやわらかい。
窓を開けると部屋の中に少し湿った空気が入り遠くで雨の気配がします。
けれどその穏やかな季節のうちに、住まいには見ておきたい場所があります。
夏前に確認したい箇所
ひとつは、エアコン。
もうひとつは、バルコニーや共用部の排水まわりです。
どちらもふだんは静かにそこにあります。
けれど夏の暑さや梅雨の大雨が来てから不具合に気づくと、生活に大きな支障が出てしまうことがあります。
特にエアコンは、暑くなってから「冷えない」と気づいてもすぐに直せるとは限りません。
夏本番になるとエアコン業者やメーカーの修理受付は一気に混み合います。
場合によっては点検や修理まで数週間。
混雑状況によっては一か月以上お待ちいただくこともあります。
「暑さの中で、部屋が冷えない。」
「夜になっても眠れない。」
そのような事態を防ぐために、まだ業者の手配がしやすい五月のうちに簡単な確認をおすすめしています。
確認したい箇所1:エアコン
まずはエアコンの試運転をお願いします。
エアコンは使わない時期が長く続くといざ動かしたときに不具合が見つかることがあります。
「電源は入る」
「風は出る」
そこまでは問題なくても肝心の冷気が出ていないことがあります。
暑くなってから初めて気づくのではなく、今のうちに一度冷房運転をしてみてください。
エアコン試運転の目安
| 確認項目 | 見るポイント |
| 冷房運転 | 設定温度を低めにして、冷たい風が出るか |
| 運転音 | 異音、振動、変な唸り音がないか |
| におい | 強いカビ臭、焦げたようなにおいがないか |
| 水漏れ | 室内機の下や壁まわりに水が垂れていないか |
| リモコン | 液晶表示、電池切れ、操作反応に問題がないか |
目安として冷房を18℃~20℃程度に設定し、10分から20分ほど運転してください。
しばらくしても冷たい風が出ない場合は不具合の可能性があります。

確認したい箇所2:ドレン
エアコンは冷房運転をすると内部で水が発生します。
その水は、通常「ドレンホース」という細い管を通って外へ排水されます。
この排水が詰まると室内機から水が漏れることがあります。
夏場によくあるご相談のひとつが
「エアコンから水が垂れてきた」
というものです。
原因の多くはドレン排水の詰まりや流れの悪さです。
確認できる範囲で室外機の近くやバルコニーにある細いホースの先端を見てください。
冷房運転中に少しずつ水が出ていれば排水されている可能性が高いです。
ただし、ホースの奥に無理に棒などを差し込むのは避けてください。
破損や詰まり悪化の原因になることがあります。
不安な場合は管理会社までご相談ください。
確認したい箇所3:バルコニーの排水口
雨の季節が近づくと、もうひとつ大切になるのが排水まわりです。
- バルコニーの排水口
- グレーチングまわり
- 排水目皿
落ち葉や砂、髪の毛、洗濯物の繊維、土ぼこり。
そうした小さなものが少しずつ集まり、雨水の流れを止めてしまうことがあります。
ふだんは気づかなくても強い雨の日には一気に水がたまります。
排水が追いつかないとバルコニーが浅い池のようになることがあります。
最悪の場合、サッシを越えて室内に水が入ってしまうこともあります。
それは建物にとっても暮らしにとっても大きな被害です。
最後に
建物管理において、季節前の注意喚起は非常に重要です。
エアコン不具合やバルコニー排水不良は発生してから対応すると入居者様の生活不満に直結します。
特に夏場のエアコン故障は、単なる設備不具合ではなく居住環境そのものの問題になります。
また排水不良による室内浸水は、床材・壁材・家財への被害だけでなく、階下漏水や原状回復範囲の判断にも影響することがあります。
そのため株式会社アドバンス・シティ・プランニングでは暑さや雨が本格化する前に入居者様へ事前確認をお願いし、トラブルの早期発見に努めております。
「壊れてから動く」のではなく
「壊れる前に気づく」。
この小さな差が、建物の価値と入居者満足度を守ることにつながります。
ビル管理のお悩み
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。ビル管理における「清掃」「給排水」「エアコン」に関するよくあるお悩みと解決策をまとめました。日々のビル運営にお役立てください。
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